写メ日記

風流ある心映え

2022/08/14 13:49:00

おはようございます♡よしえです♫

先日、リピ様から「あんこエナジードリンク」なるものをいただきました。
資格試験勉強のお供に…ということですが。
まさに【敵に塩を送る】ならぬ
【よしえに餡を贈る】ですね(*´꒳`*)

「敵に塩を送る」とは「義」に厚い人物だったと言われる上杉謙信が。

今川、北条による塩留めによって、塩不足に陥った甲斐国の宿敵・武田信玄に塩を送って助けたという逸話です。

戦で敗けたことがほとんどなく、「戦国最強」とうたわれる越後(新潟)の武将、上杉謙信。

ただ、この逸話は、「救済」や「正道」みたいな美談ではなく、風流ある心映えとして『山鹿語類(1663年刊)』の「風流」の項に入れられていて。

とあるサイトでは下記の話に例えられていたのが、興味深かったです。

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これは、昭和の時代の話である。

大富豪の親分が、企業の社長たちから
「政治家に高額なパーティー券をたくさん押しつけられて困っている」
と相談を受けた。

親分は「おれに任せておけ」とすべての券を買い取り、若い衆を動員した。

親分は任侠世界の住民だった。

セレブな有権者が多数集まる場に、強面の“ヤカラ”が押しかけてはたまらない。

慌てた政治家は親分に謝罪して、パーティー券を元の金額で買い戻した。

この話の親分は、腹の底でこの状況を利用して、政治家や社長たちに恩を売る計算があったのかもしれない。

ただ、この親分はあまり損得にこだわらないという評判だった。

親分は「自分にしかできない快事をやってのけた」という気分を味わいたくてやったのかもしれない。

自己満足であり、偽善であり、売名である。
それでも親分は人々からの喝采を集めた。

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謙信の塩送りも、こういうタイプの逸話だと言われています。

謙信は、これから仲良くするかもしれない北条の機嫌を損なわず。
今川からも反発されない形で
「信玄と合戦する気はあるが、経済戦争には加担しない」
と断り、同時に信玄との和睦を妨害されないよう計算して、塩の値段をコントロールした。

そして、一連の対応を小気味よい言葉で飾って上手に片付けた。

その印象がそのまま武田家中に語り継がれたことで、「風流」のカテゴリに属することとなったと考えられます。

謙信自身は信玄に書状を送り、商人に下命を伝えたあと、人を救ったとも考えず、「いい気分だ」と思いながら酒を楽しんだのかもしれません。

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「自分にしかできない快事をやってのけた」という自己満足と言えば。

私が、ムスコ殿の事故相手の保険会社に直接電話して、担当者と交渉するのも。←多分100:0になる?

彼女ちゃんのエステに電話して、クーリングオフの交渉をするのも。←交渉成立、全額返金

いの一番にお墓参りに行って掃除をして、花をあげてくるのも。

自己満足であり、偽善であり、売名なんだよね´д` ;
そして、「いい気分だ」と思いながらあんこドリンクを楽しむ。

ある人から見れば、お節介とか打算に見えるかもしれないけれど。

一連の対応を小気味よい言葉で飾って上手に片付ける謙信の風流ある心映えのエピソードと重ね、

「義の心」が自分の中にあることを嬉しく思いながら、あんこドリンクを楽しむ。

よきよき。

ではでは。

今日もベストな1日を♫

よしえでした。
また明日♫